◆パリオリンピック・バスケットボール男子1次リーグB組第3試合 日本ーフランス(30日、ピエール・モロワ競技場)

初戦で世界王者のドイツに敗れて黒星発進の日本が、東京オリンピック銀メダルの地元フランスと第2戦を行った。

日本はジョシュ・ホーキンソン(29)、河村勇輝(23)、八村塁(26)、渡邊雄太(29)、比江島慎(33)の5人が先発。

第1クオーターは引き離しにかかるフランスに対し、日本も八村、河村を中心に食い下がる展開。効果的にスリーポイントを決めたフランスが32-25とリードして終える。

第2クオーターは日本の控えメンバーが躍動。一時が逆転するなどよく食らいつき、49-44とフランスが5点のリードで前半を終えた。

第3クオーターの序盤で連続ポイントを奪った日本が逆転に成功するが、フランスもスリーポイントを決めて応戦。一進一退の攻防が続いたが、終盤にフランスが抜け出して69-64とした。

第4クオーターは序盤に日本が70-72と2点差に迫ったところで、大黒柱の八村が2度目のアンスポーツマンライクファウルにより退場となるアクシデントが発生。それでも河村の4点プレーなどで食らいつき、蘇こり5分で78-77と日本が逆転。その後膠着状態が続いたが、残り47秒、80-80の同点で最終盤を迎える。

ファウルで止めるフランスに対し、河村が落ち着いてフリースローを決め、84-80と日本がリードしたが、負けられないフランスも残り10秒でスリーポイントとバスケットカウントのフリースローをしっかり決めて、84-84の同点に追いつく。残り10.2秒で迎えた日本の最後の攻撃で河村がスリーポイントを狙ったが、リングをなめて同点のまま第4クオーターを終えて延長戦に突入した。

5分間の延長戦では、フランスが序盤から連続ポイントで8点をリード。日本は苦しい展開となったが、河村のこの日29得点目となるスリーポイント、比江島のスリーポイントで抵抗。残り6.8秒、90-94から最後の攻撃にかけたが、一歩及ばず金星を逃した。

河村勇輝:
勝てる試合だったですね。自分に責任があると思います。勝つことが目標だった。ポイントガードとしての一つ一つのコントロースミスで負けてしまった試合だと思います。

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