女子団体総合決勝 米国のシモーン・バイルスの床運動=パリ(共同)

 【パリ共同】体操女子のスター選手で27歳のシモーン・バイルスが30日、パリ五輪の団体総合決勝で米国の2大会ぶりの金メダルに貢献した後、今大会初めて取材に応じ「また世界に力を証明できて、ただただ幸せ」と感慨に浸った。心の健康が崩れ、一部の演技を見送った東京五輪から3年。休養や結婚を経て完全復活を果たした。  東京では団体総合決勝の途中で「精神的ストレス」を理由に競技続行を断念。選手のメンタルヘルスに注目が集まる契機となった。週1回は専門家のカウンセリングに通い、この日も朝に受けてから臨んだという。「精神とフィジカルがうまく調和できれば、大きなことを成し遂げられる」と語った。


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