女子の団体決勝は、予選の上位8チームが出場し、各チーム、3人ずつによる4種目の合計得点で争われます。予選を5位で通過した日本はエースの宮田笙子選手が日本体操協会の行動規範などに違反したとして大会直前に代表を辞退したため、決勝も4人のメンバーで臨みました。

通常5人のメンバーで戦うため選手1人1人の負担が大きくなる中、日本は16歳の岸里奈選手が予選に続いてゆかでH難度の大技「シリバス」を決めて13.433をマークするなど4種目すべてで安定した演技を見せました。

このほか、平均台では岡村真選手が予選を上回る13.700をマークするなど見せ場を作りましたが、日本の4種目の合計得点は159.463で決勝に進んだ8チーム中8位でした。金メダルはアメリカ、銀メダルはイタリア、銅メダルはブラジルでした。

岸「チームがいたから4種目やり通せた」

予選に続いて4種目すべてに出場した16歳の岸里奈選手は「予選の時のようにいかなかった部分はあるが、チームのみんながいたから4種目やり通せたので、うれしく思う」とした上で、このあと行われる個人総合の決勝やゆかの種目別に向けては「オリンピックという舞台で1番目立てるようにキラキラした演技をしたい」と話していました。

中村「次はもっとちゃんとした演技を」

岸選手と同じく個人総合の決勝に進んでいる16歳の中村遥香選手は「最初の平均台から決勝の雰囲気にのまれて1日いい演技ができなかった。この経験を悪く見るのではなく、次はもっとちゃんとした演技ができるように頑張りたい」と悔しそうに涙を流しながら話していました。

岡村「もっとうまくなりたい 次が楽しみ」

19歳の岡村真選手は「アメリカやブラジルといったすごいチームと一緒に演技をできたことが楽しかった。周りの強い選手たちを見て、もっとうまくなりたいと思った。次が楽しみです」と話していました。

牛奥「経験を生かしてこれからも頑張りたい」

跳馬に出場した19歳の牛奥小羽選手は「オリンピックの決勝の舞台はすごい雰囲気で緊張したが、気持ちを整えて挑むことができてよかった。この経験を生かしてこれからも頑張りたい」と話していました。

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