フェンシングは29日、パリ中心部のグランパレで女子サーブル個人が行われ、ウクライナの33歳で5大会連続出場のオリハ・ハルラン選手が出場しました。

ハルラン選手は初戦となった2回戦で日本の福島史帆実選手を15対9で破って順調に勝ち上がりましたが、準決勝で地元 フランスの選手に敗れました。

3位決定戦では韓国のチェ・セビン選手と対戦し、序盤は相手に5連続ポイントを取られてリードを許しましたが、中盤からは出足鋭い攻撃で徐々に盛り返しました。

試合は14対14の同点となり、先に1ポイントを取った方が勝つ一本勝負にもつれ込み、最後はハルラン選手が一気に攻めてポイントをとって、自身2大会ぶりとなる個人での銅メダルを獲得しました。

ハルラン選手はオリンピックの過去3大会でメダルを獲得していて、個人・団体をあわせると5つ目のメダルです。

また、今大会のウクライナ選手では初めてのメダルとなりました。

オリハ・ハルラン「国に勝利をささげる すべての人に感謝」

オリハ・ハルラン選手は、試合後、「ロシアに殺されたウクライナの選手や国を守る軍の人たちのために戦った。まだ、結果を消化し切れていないが、国にこの勝利をささげる。祖国の人たちもこの戦いを見ていてくれただろう。私を応援し支えてくれたすべての人に感謝したい」と目に涙を浮かべながら話していました。

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