【東京都(東京ガス)-横浜市(三菱重工East)】五回裏横浜市1死三塁、矢野幸耶のスクイズで中前祐也(奥)が生還。右は東京都の捕手・馬場龍星=東京ドームで2024年7月29日、宮間俊樹撮影

 第95回都市対抗野球大会最終日は30日、東京ドームで決勝があり、ともに初優勝を目指す仙台市・JR東日本東北と横浜市・三菱重工Eastが対戦する。試合の見どころを解説する(時間は開始予定)。

 ▽決勝(18時)

仙台市(JR東日本東北)―横浜市(三菱重工East)

 仙台市打線が横浜市投手陣に挑む構図。横浜市は試合を作る能力が高い右腕・大野亨輔、1回戦を完封した左腕の本間大暉ら先発陣の層が厚い。救援にも右下手投げの長島彰らが控え、大量失点は考えにくい。打線は2番・下山悠介が準決勝までの4試合すべてで複数安打。4番・小柳卓也ら中軸が機能すれば、序盤から流れをつかみそうだ。

【仙台市(JR東日本東北)-大垣市(西濃運輸)】四回表仙台市1死一塁、金沢龍介が2点本塁打を放ち、右腕を突き上げる=東京ドームで2024年7月29日、西村剛撮影

 仙台市は多彩な攻撃で対抗する。スクイズなど小技を駆使しつつ、5番・大西蓮ら中軸だけでなく、7番・金沢龍介、9番・小鷹葵ら下位にも一発を放り込む力がある。準決勝で無安打だった4番・丸山大の復調がポイントになりそうだ。先発は準々決勝で先発した左腕・鈴木翔也か。中盤まで試合を作り、右横手の工藤陽平ら救援陣につなぎたい。小差で終盤勝負に持ち込めれば、勝機が広がる。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。