◆パリオリンピック・サッカー女子1次ラウンドC組(28日・パルクデプランス)

サッカー女子日本代表は28日(日本時間29日午前0時キックオフ)、1次ラウンド第2戦で“南米最強”のブラジルに後半アディショナルタイムの2Gで2-1の大逆転勝利。パリ2024初勝利を決め決勝トーナメント進出に望みをつないだ。

日本のスターティングメンバーは、ゴールキーパー山下杏也加、右サイドバック守屋都弥、中央右バック高橋はな、センターバック熊谷紗希、左サイドバック古賀塔子、中央左バック南萌華、、二列目左に宮澤ひなた、二列目中央に長野風花、二列目右に長谷川唯、2トップに田中美南と濱野まいかという5ー3ー2のフォーメーションで臨んだ。

後半11分にカウンターから先制ゴールを奪われた日本は、後半12分に最初のカードを切り、濱野を下げて植木理子を、後半25分に古賀を下げて清家貴子を、後半35分に宮澤を下げて千葉玲海菜、守屋を下げて谷川萌々子を投入。

その采配から流れが変わったのは後半アディショナルタイムに入る直前の後半44分。VARで相手DFのハンドが認められ日本にペナルティキックが与えられる。

ここでキャプテン熊谷が相手ゴールキーパーの逆をついて同点ゴール。その4分後には途中投入の谷川がこぼれたボールを前に出ていた相手ゴールキーパーの位置を確認して、意表を突くロングシュート。キーパーの頭を越えたボールがゴールネットを揺らした。

その後は、相手に攻め込む隙を与えず、そのまま2-1で試合終了。

26日のスペイン戦を1ー2で落とすも、33歳のベテラン熊谷と19歳の谷川のゴールで土俵際に残った日本。今回の勝利で勝ち点3を獲得し、次戦8月1日のナイジェリア戦に勝利すれば、決勝トナメント進出が決まる。

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