日本最高峰の自転車ロードレース「Jプロツアー」の第5戦「東日本ロードクラシック」が、群馬県で20日に開かれヴェロリアン松山から8人が挑みました。

「東日本ロードクラシック」今年で58回目となる。伝統のレースの会場は群馬県みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンター。6キロを25周する150キロのコースで争われました。

ヴェロリアン松山からは鈴木譲、堀孝明、阿部嵩之、小坂光、桂慶浩、新開隆人、村上裕二郎、森本凜太郎の8人が参戦。レースはスタート直後から急に加速するアタックが繰り返される展開に。ヴェロリアン松山の選手も積極的に前方でレースを引っ張ります。しかし2周目に集団先頭付近で落車が発生し鈴木選手と桂選手も巻き込まれてリタイヤ。また堀選手もバイクの故障でリタイヤし、上位を狙っていた3選手がレース早々姿を消しました。

その後にレースは阿部選手、新開選手、森本選手の3人のみになり、メイン集団で先頭を追いかけます。14周目には森本選手がメイン集団を引っ張り最大1分あった先頭集団との差を一気に30秒差まで縮めます。その後も森本選手を含め他のチームの選手たちが集団を引っ張っていったものの森本選手は脱落。先頭を追うメイン集団のヴェロリアン松山の選手は阿部選手のみの厳しい展開になりました。

22週目には集団がまた一つになり、阿部選手も集団から先頭に抜け出そうとしますが届かずに54位でのゴールになりました。

阿部選手:
「スタート早々の落車でチームの全メンバーが影響を受けてしまい不運でした。早い段階で3名となり、隆人(新開)と凜太郎(森本)がケアしてくれて形としては良かった。しかし結果で応えられなかったのが悔しい。個人的にはインフルエンザからの病み上がりで不安があり、満足はしていないが150km走りきれた事をポジティブに考えたい。あすは短いレースですが、うまく立ち回って上位を目指したい。」

清水監督:
「上位を狙うべき選手がトラブルによりレース早々に脱落してしまい、厳しい状況となってしまったのが悔やまれる。中盤には3選手しか残れなかったが、チームとしてレースを作っていく姿勢を崩さず積極的に展開した森本選手の頑張りや経験を今後に繋げていきたい。あすは仕切り直して違うレースにしていきたい」

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