体操男子のエース橋本大輝(セントラルスポーツ)が27日の予選から登場する。初出場の前回東京五輪は個人総合と鉄棒で金メダル。2度目の舞台で目標に掲げるのが、前回「銀」だった団体総合を含む3冠達成だ。1972年ミュンヘン五輪の加藤沢男以来、52年ぶりの偉業で「2024年、一番活躍したと言ってもらえるように頑張る」と主役の座を狙う。  座右の銘は「努力に勝る天才なし」。東京五輪後も慢心することなく、鉄棒で新たにF難度の離れ技「リューキン」を組み込むなどDスコア(演技価値点)の向上に注力してきた。日本体操協会の強化コーチを務める五輪2連覇の内村航平さんも「世界一の練習をしてきた」と太鼓判を押す。  腰の疲労骨折から復活した昨年は、世界選手権で8年ぶり制覇の団体総合と個人総合、鉄棒の3冠を達成。宿敵中国は同時期の杭州アジア大会に主力を回していたものの「勝ち方が分かったことが大きい」と確かな自信をつかんだ。  今年も5月中旬に右手中指を痛めて2週間以上、器具に触れなかった。


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