23歳の村尾選手は、豪快な投げ技を持ち味とする日本期待の選手で、初出場となるパリオリンピックでは金メダル候補にも挙げられています。

25日は、フランスへの出発を前に羽田空港で取材に応じ「緊張ももちろんあるが、覚悟を決めてやるだけだ」といまの心境を話しました。

ここ1か月は対戦相手を意識して稽古を積んできたということで「あとは本番で準備してきたことを出すだけだ。状態はいい」とコンディションにも自信をのぞかせました。

村尾選手の最大のライバルは東京大会の金メダリスト、ジョージアのラシャ・ベカウリ選手で、村尾選手は「ベカウリ選手に勝たないと金メダルはないと思っている。決勝で倒して金メダルを勝ち取りたい」と話していました。

そして「日本柔道は、やっぱり金メダルをとって初めて『おめでとう』と言われるような立場だと思っている。そこのプレッシャーもしっかり受け止めて、プラスに変えていきたい。金メダルを首から下げてみんなにいい報告ができるように帰ってきたい」とことばに力を込めました。

パリオリンピックの柔道は大会2日目の今月27日から始まり、村尾選手が出場する男子90キロ級は31日に行われます。

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