パリ・オリンピックのサッカー男子で、イラクの選手とボールを奪い合うウクライナの選手(左)=リヨン競技場で2024年7月24日、ロイター

 パリ・オリンピックの競技初日となった24日、リヨン競技場で開かれたサッカー男子1次リーグ第1戦でウクライナが出場し、イラクと対戦した。1―2で敗れたものの、ロシアの侵攻が続く中で出場を果たした選手たちに大きな声援が送られた。

 ゼレンスキー大統領は24日に公開したビデオ演説で「ウクライナは戦時下で五輪への参加を成し遂げた。フランスでウクライナの旗が揚がり、国歌が歌われることになるだろう」と述べた。ロシアの国家としての参加が認められなかったことにも感謝を示した。

 ウクライナでは2022年2月にロシアによる全面侵攻が始まって以降、400人以上のスポーツ関係者が死亡した。パリ五輪には過去最少の約140人の選手が出場する。【パリ金子淳】

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