キルギスで行われたレスリングのパリオリンピックアジア予選では上位2人に出場枠が与えられます。

21日は男子グレコローマンスタイルの試合が行われ、67キロ級では22歳の曽我部選手が持ち味の前に出る攻撃的なレスリングで初戦からの2試合、いずれもテクニカルスペリオリティで勝って準決勝まで進みました。

そして、準決勝はカザフスタンの選手と対戦し、前半は投げ技で4点を奪ったあと、相手に体を返されましたが、ブリッジでしのぐなど5対2とリードしました。

後半も、積極的に攻めた曽我部選手はさらにポイントを重ね、11対2として、テクニカルスペリオリティで勝ちました。

曽我部選手はこれで2位以内が確定し、初めてのオリンピック代表に内定しました。

今大会、男子はフリースタイルで2人、グレコローマンスタイルで1人の合わせて3人が新たにパリオリンピックの代表に内定し、残る合わせて5つの階級の選手は5月トルコで行われる世界予選で内定を目指します。

曽我部京太郎選手とは

曽我部京太郎選手は愛媛県今治市出身の22歳。抜群のスタミナとパワーを武器に前に攻め続けるレスリングが持ち味です。

小学3年生から地元のクラブでレスリングを始め、中学生までは目立った実績はありませんでしたが高校時代には国民体育大会で3連覇を果たしました。

その後、強豪の日本体育大学に進み、2022年全日本選手権で初優勝し、23歳以下の世界選手権でも銅メダル獲得など実績を重ねてきました。

オリンピックは初めての出場となります。

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