【パリ共同】パリ五輪の選手村と会場を結ぶバスについて、最終調整に励む日本選手の一部から困惑の声が上がっている。テロ対策で窓が閉め切られて暑く、運転手によっては到着時間が遅れるケースも。国際大会の経験が豊富な競泳女子の池江璃花子(横浜ゴム)は「本番で(遅れが)起こったら大変」と不安を口にする。 競技関係者によると、選手らがバスに乗った後、ドアには閉めたことを示すためシールが貼られる。荷物を入れたトランクも同じ。破れた形跡があればいったん降りてセキュリティーチェックを受けなければならず、警備は厳重となっている。 窓の開閉部もシールがとめられて開けられない。エアコンがないバスでは日差しが入るとサウナ状態に。五輪に何度も出たことがある選手は「日中に動くバスはすごく暑い」と漏らした。 競泳陣はバスの遅延を経験した。試合会場で初練習した23日には目的地を間近にして反対に突然向かいだし、想定より約20分多く時間がかかった。
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