目次

  • ◇レギュレーション

  • 《男子》

◇7人制ラグビー実施は今回で3回目

オリンピックのラグビー競技の歴史は古く、1924年のパリオリンピックまでは15人制のラグビーが実施されていました。

その後、長い間オリンピックではラグビーは行われていませんでしたが、7人制ラグビーとして2016年のリオデジャネイロ大会で実施され男女とも今回で3回目となります。

◇レギュレーション

【大会方式】
▽男女それぞれ12チームが出場。
 予選リーグは4チームずつ3つのグループに分かれて総当たりで対戦。

▽各グループの2位までに入ったチームと各グループ3位のうち成績が上位の2チームの合わせた8チームが決勝トーナメントへ。
【ルール】
7人制ラグビーは15人制と同じ広さのグラウンドで行われ、ほとんどのルールは15人制と同じですが、スクラムは3人どうしで組みます。
広いスペースを少ない人数でカバーするため、15人制よりもスピーディーな試合展開が特徴で、ひとたび相手のディフェンスラインを突破すれば独走でトライが決まることも珍しくありません。ダイナミックな展開が多くみられるのも7人制ラグビーの大きな魅力です。

試合時間は前後半がそれぞれ7分と短く、決勝は前後半それぞれ10分で行われます。

《男子》

予選リーグ グループ

日本は男女とも初のメダル獲得を目指していて、男子は予選リーグのグループAでニュージーランド、アイルランド、南アフリカと対戦します。

【グループA】
▽ニュージーランド
▽アイルランド
▽南アフリカ
▽日本

  • 注目

◆日本 男子の試合予定(日時は日本時間)

▽第1戦 ×ニュージーランド 7月25日 1:00
▽第2戦 ×アイルランド 7月25日 4:00
▽第3戦 ×南アフリカ 7月25日 23:00

【グループB】
▽アルゼンチン
▽オーストラリア
▽サモア
▽ケニア

【グループC】
▽フィジー
▽フランス
▽アメリカ
▽ウルグアイ

◇男子の注目は?

キャプテンの石田吉平選手や丸尾崇真選手、強豪・フィジー出身のケレビ ジョシュア選手などが選ばれました。東京大会に出場した石田選手以外の11人はオリンピック初出場となる顔ぶれです。

石田選手は「『より速く、勇敢に』という自分たちのスタイルを貫いて強豪相手に勝利したい。体が小さくても、勇敢に相手に立ち向かう姿を見せたい」と意気込みを話していました。

男子は、日本選手団で最初に競技が行われます。

海外勢では男子はオリンピック2連覇中のフィジーが大会3連覇をねらいます。

フランス アントワーヌ・デュポン選手(2023年W杯)

注目は開催国のフランスで、15人制で2021年に世界最優秀選手に輝いたスター選手、スクラムハーフのアントワーヌ・デュポン選手がオリンピックに初めて参加します。デュポン選手は、自国開催だった去年のワールドカップで顔面骨折のアクシデントがあり、優勝候補だったチームはベスト8で敗退して悔しい思いをしました。大会後すぐにオリンピック挑戦を表明し、ことしは15人制で伝統の6か国対抗戦の参加も見送って、自国開催で迎えるオリンピックでの金メダル獲得を目指しています。

《女子》

予選リーグ グループ

同じく初めてのメダル獲得を目指す日本代表の女子は予選リーグのグループCで開催国のフランス、アメリカ、ブラジルと対戦します。

【グループA】
▽ニュージーランド
▽フィジー
▽カナダ
▽中国

【グループB】
▽オーストラリア
▽アイルランド
▽イギリス
▽南アフリカ

【グループC】
▽フランス
▽アメリカ
▽日本
▽ブラジル

◆日本 女子の試合予定(日時は日本時間)

▽第1戦 ×アメリカ 7月28日 23:30
▽第2戦 ×フランス 7月29日 03:30
▽第3戦 ×ブラジル 7月29日 22:00

◇女子の注目は?

日本代表 女子のキャプテン、平野優芽選手は「オリンピックはふだんラグビーを見ない人にも注目してもらえる大きな舞台になる。グラウンドにいる全員が相手より動き続けるラグビーにこだわってきたので、パリで披露したい」と力強く話しました。

これまでの大会で、女子はリオデジャネイロ大会はオーストラリア、東京大会ではニュージーランドがそれぞれ金メダルを獲得しています。

ことし初めて行われたワールドシリーズのプレーオフ大会では、オーストラリアが初優勝していて、オリンピックで2回目の金メダル獲得を目指しています。

【男女の日本代表選手 紹介】

詳しくはこちらから女子と男子の順で全選手を紹介しています↓↓↓

【全選手を紹介】7人制ラグビー 男女の日本代表

元選手でレフェリー 桑井亜乃さんも参加

パリオリンピックには、7人制ラグビーの元選手でレフェリーの桑井亜乃さんも日本から参加することになっています。「笛を吹く試合を1試合でも多くもらえるようにしたい」と意気込みを話しました。

桑井さんは2016年のリオデジャネイロ大会に7人制ラグビーの日本代表の選手として出場し、2021年の引退後にレフェリーに転向しました。そこからわずか3年でパリ大会のレフェリーに選ばれ、世界のラグビー界で初めて選手とレフェリーの両方でオリンピックを経験することになりました。

【NHKニュース】パリオリンピック2024

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。