第106回全国高校野球選手権宮崎大会は24日、4強が激突する。混戦の大会を勝ち進んだのはシード校3校とノーシード1校。第1試合は第8シード富島と、1回戦から4試合を勝ち抜いた都城の対戦。第2試合は、日南学園と宮崎商の第2、3シード対決だ。26日の決勝への切符を手にするのはどのチームか。

富島―都城のみどころ

 富島は初戦で小林にコールド勝ちし、3回戦は小林秀峰を零封。準々決勝では第1シード延岡学園に競り勝った。エース柳田憲伸投手が好調で、打線も延岡学園の藤川敦也投手を攻略し、集中力が高い。

 対戦する都城は、優勝した1999年以来の4強進出。中軸の安藤千汰選手ら打線が当たっていて、1回戦の鵬翔戦では初回に4連打、2回戦の本庄戦も4連打で先制するなど好機にたたみかける。4試合無失策の守備が躍進を支える。

宮崎商―日南学園のみどころ

 第2試合を戦う宮崎商は、3試合で継投した投手陣が充実。準々決勝の宮崎日大戦で先発した上山純平選手、抑えで登板する中村奈一輝選手ら投打の中心が上り調子だ。打撃でも勝負強さを発揮している。

 日南学園は、ここまで3試合すべてで先行逃げ切りしている。先頭打者の古川翔将捕手が出塁して好機を演出、宮崎第一戦では先発登板もした。長打力のある蔡韋辰選手らもバットが振れている。(中島健)

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