夏の高校野球宮城大会です。仙台育英と聖和学園とが対戦した、7月23日の決勝戦は激戦の末、聖和学園が勝利し創部以来初となる甲子園出場を決めました。

大会3連覇を目指す春の王者・仙台育英と甲子園初出場を目指す秋の王者・聖和学園との決勝戦!二年前の決勝と同じ対戦カードとなった一戦は序盤から点の取り合いとなりました!

聖和学園は初回、得点のチャンスで前の試合ホームランを放っている4番・佐藤!サード強襲ヒットの間に2塁ランナーが一気にホームイン!プロ注目の仙台育英先発・山口から先制点を奪います!

リードを許した仙台育英でしたが、その裏チャンスで4番・鈴木のタイムリーで同点に追いつくと続く2回には9番・今野の犠牲フライですかさず勝ち越しに成功します。

しかし聖和学園もすぐさま反撃!3回、同点としなおもチャンスで6番・大場の犠牲フライで勝ち越すと続く7番・齋藤佑樹がヒット。相手のミスも絡み追加点。この回でエース・山口をノックアウトします。

さらに5回には4番・佐藤のタイムリーなどで2点を追加!5回までで13安打と打線が勢いに乗り甲子園初出場に向け仙台育英を引き離します。

その後、聖和学園リードのまま迎えた9回ウラ。仙台育英の先頭キャプテン・湯浅、4番・鈴木と去年の甲子園準優勝を知る2人を打ち取り2アウトとします。聖和学園夢の甲子園まであと1アウト!

2年連続甲子園決勝進出の強豪を破り、聖和学園が創部20年目で春夏通じて初の甲子園出場を決めました!

聖和学園 三浦広大主将
「自分は1年生のころから出て、おととしの夏の決勝で負けて悔しい思いは誰よりも持ってると思っていたので、自分が引っ張って、この試合勝ち切ろうと思って戦いました」

聖和学園 八島知晴監督
「下手へたくそでも基本に忠実に、一生懸命やる野球に徹して一つでも多く勝ちたい」

一方、大会3連覇にあと一歩及ばなかった仙台育英。悔しさを糧に新たな挑戦へと前を向きます。

仙台育英 須江航監督
「センバツ出場に向けて、もう1回ここからみんなで頑張っていきたい」

仙台育英 湯浅桜翼主将
「自分たちが今まで戦ってきたチームの中で、聖和学園さんが一番強かったので胸を張って、甲子園で戦ってほしいと思います。本当に楽しい夏でした」


そして、聖和学園の甲子園初出場を受けて、仙台市内では号外が配られました。

記者リポート
「現在午後3時半過ぎです。仙台駅前のペデストリアンデッキでは、号外が配られています」

「号外です!号外です!」

発行された号外は1000部で、通りかかった人たちが次々と受け取っていきました。

街の人
「もちろん応援に行きます!」
Q.目指すところは?
「初優勝とは言わないけど、一回戦突破をめざしてほしい」
「聖和学園勝つなんてすごい、仙台育英破り、甲子園初出場はすごい。宮城代表として頑張ってもらいたい」

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