大勢のファンからのサインに応える幕内・大の里。3月の春場所で優勝争いをし、一躍人気だ=前橋市で2024年4月21日、上鵜瀬浄撮影
写真一覧

 大相撲春巡業の「ぐんま場所」が21日、前橋市のALSOKぐんま武道館で開かれた。同市での開催は2014年以来10年ぶり。直近の春場所を途中休場した横綱・照ノ富士も土俵入りし、満員の約3200人が生の迫力にわいた。

弓取式を務める吉岡町出身、47歳の序二段、聡ノ富士=前橋市で2024年4月21日午後3時1分、上鵜瀬浄撮影
写真一覧

 関取がサインや写真撮影に応じ、禁じ手などをユーモラスに紹介する初っ切り、力士が歌う相撲甚句も披露された。十両以上の県内出身関取はいないが、同市出身の序二段、旭丸(あさひまる)ら5力士の取組や吉岡町出身の序二段、聡(さと)ノ富士の弓取式に盛大に拍手が送られた。

 親子3代で観戦した高崎市の会社員、福島拓也さん(35)は正代のパネルを掲げて応援。「地方に来てくれるのはありがたい」と話した。【上鵜瀬浄】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。