(21日、第106回全国高校野球静岡大会3回戦 掛川西9―1袋井)

 打たれても最少失点に抑え、無失策で守って勝つ。浜松城北工を退けた初戦と同様に、掛川西が袋井打線を1点に抑える持ち味の堅守を発揮してベスト16に駒を進めた。

 この日の先発マウンドは杉崎蒼汰投手(2年)。五回まで四死球ゼロの被安打4で無失点に抑えた。内野陣も、三振と二盗阻止の併殺や、巧みな送球での進塁阻止でもりたてた。継投した増井俊介投手(3年)は1点を失ったが、連打を許さなかった。

 この日は打線も好調で、鈴木脩平選手(2年)が七回に3点目となる適時三塁打を放ち、九回表には打者10人の猛攻をみせた。足がかりとなったのは田中朔太郎選手(3年)の三塁打。「2年生に負けてはいられない」と話した。(青田秀樹)

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