【パリ共同】パリ五輪の大会組織委員会のエスタンゲ会長は21日、メインプレスセンターで記者会見し、セーヌ川を舞台とする26日の開会式に、全ての国・地域の選手団が参加する意向を示していると明らかにした。夏季五輪で初となる競技場外での開会式は今大会の目玉の一つ。テロ対策など安全面が懸念されているが、現段階で参加を拒む選手団はないという。  エスタンゲ会長は「警備は最重要事項として取り組んできた」と、万全の対応を強調。セーヌ川の周辺は既に住民や関係者以外の立ち入りが規制されるなど、警備が徐々に厳格化している。開会式まで1週間を切った中、大会の準備全般についても「全て整った。素晴らしい五輪になるだろう」とアピールした。  19日に世界各地で発生したシステム障害については、参加者の許可証発行に支障が出るなどしたが、すぐに復旧。五輪史上最多の880万枚以上が売れているチケット販売を含め、大きな影響はなかったとした。  選手村には、各国・地域の選手団が続々と到着。同会長は「全ての選手団を歓迎する」と述べた。


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