(20日、第106回全国高校野球選手権愛知大会4回戦 杜若5―3西尾東)
試合が急転したのは、西尾東の3点リードで迎えた八回表1死。エース中山直輝選手(3年)が杜若打線に捕まった。5安打を浴び、投げ急いだ球はすっぽ抜けて死球に。計5失点。
「打ち取ったと感じた当たりが安打になった。(それが)続いたのが嫌な印象だった」。得意の外角直球などを武器に攻めたが、この回相手打線が一巡した後、2年生投手にマウンドを譲った。
「このまま行ければと思ったのが良くなかったのかな」と試合後、赤くなった目で振り返った。
野田圭佑監督は中山選手を「精神的にも肉体的にもタフ」と評する。だが、七回裏の攻撃で、中山選手が塁上に留まり続けた疲れが直後の投球に影響した可能性があるという。「攻撃がうまくいかなかった」
中山選手は「悔いは残さないように投げたけど、悔しい」。明日からは自主練習と勉強に力を入れる。「さらに上のステージ」で戦いたいという。(渡辺杏果)
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