プレーオフは、2つのカンファレンスのぞれぞれ8チームが出場して、4勝したチームが勝ち上がるトーナメントで争われ、最後のファイナルで今シーズンのチャンピオンが決まります。

八村選手が所属するレイカーズは、ウエスタンカンファレンスの第7シードに入り、20日、第2シードで昨シーズンのチャンピオン、ナゲッツと相手の本拠地、デンバーでプレーオフ1回戦の第1戦を戦いました。

レギュラーシーズン後半から先発メンバーに定着した八村選手は、この試合も先発出場し、これまで2回のシーズンMVP=最優秀選手に輝いているナゲッツのエース、ニコラ・ヨキッチ選手のマークを任されました。

八村選手は序盤からゴール下で体を張ったプレーを見せ、ヨキッチ選手が得意とするアシストを抑えてチームに貢献しました。

オフェンスではボールを持つ機会が少なかったものの、第1クオーターにスリーポイントシュートを成功させるなど、前半で5得点を挙げました。

後半はフリースローによる2得点にとどまり、31分5秒プレーして7得点、3リバウンド、アシストは1つでした。

試合は、前半レイカーズが最大12点をリードするなど主導権を握りましたが、後半はリズムに乗ったヨキッチ選手を中心としたナゲッツの多彩な攻撃を止められず、103対114で逆転負けを喫しました。

第2戦は、22日に同じくナゲッツの本拠地デンバーで行われます。

八村「チーム力で負けた」渡邊雄太にねぎらいも

八村選手は「去年プレーオフで負けたチームで準備はしてきたが、ディフェンディングチャンピオンの強さを出された。僕らが10点差くらいつけても落ち着いていて、しっかり追いついてきた」と振り返りました。

八村選手がマークした相手のエース、ヨキッチ選手に最終的に32得点を許したディフェンスについては「プラン通りにできたと思うが、彼らはチーム全体でプレーするので、チーム力で負けた」と話し、「あす休憩して、映像を見て直していきたい」と次の試合を見据えていました。

また、グリズリーズの渡邊雄太選手がNBAを離れ、来シーズンは日本でプレーする考えを示したことについて「すごく頑張ったと思う。NBA自体がどれだけ大変か、僕とか雄太さんしかわからないので、彼がここまで頑張ってきてくれたことは僕としてもすごくうれしい。日本でも頑張ってほしい」とNBAに6シーズン在籍した渡邊選手をねぎらっていました。

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