(18日、第106回全国高校野球選手権香川大会2回戦、高松東5―1三木)
無失点で迎えた九回裏、三木打線に1点を返された。
九回裏一死二塁、なお得点圏に走者。だが、マウンド上の高松東、森井銀冴(ぎんが)投手(2年)は冷静で、表情は変わらなかった。
次打者を左飛に抑えると、最後の打者は得意の真っすぐで、打ち損じの遊ゴロに仕留めた。
初戦の坂出戦に続き、完投勝利で期待に応えた。
中学時代から投手として活躍したが、昨秋まではひじのケガの影響で外野を主に守っていた。
下半身が細く、球に重みがないのが弱みだったが、食事と走り込みで1年かけて体重を8キロ増やし、球速は140キロに達した。
試合後、「ゼロ点で抑えたいという気持ちが強く、力んでしまった」と本音を明かした。
次戦は善通寺一戦。「次こそは無失点で」と笑顔を見せた。(和田翔太)
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