「ホッケー」です。パリオリンピックに臨む女子ホッケー日本代表、「さくらジャパン」に選出されたコカ・コーラレッドスパークス、森花音選手です。
去年4月に負った大けがを乗り越え、掴み取った夢の舞台への思いに迫ります。

スティックで硬いボールを打ちゴールすることで得点を争う競技、フィールドホッケー。
サッカーと同じくキーパー1人、フィールドプレーヤー10人の計11人、各15分の4クオーター制でゲームが進みます。
そのホッケーの女子日本代表である「さくらジャパン」は、6大会連続でオリンピック出場権を獲得。

広島の女子ホッケーチーム、コカ・コーラレッドスパークスからは2名のバックアップメンバーを含む8名の選手が選出されました。

今回はその中でもチームの得点に欠かせない、攻撃の要であるフォワードの森花音(もり かのん)選手を紹介します!

【森 花音選手】
Q:FWというポジションの醍醐味は?
「ゴールを決めるというのはすごく気持ちがいいので見ている人も1番わくわくする瞬間だと思う。そういう瞬間を自分が作れるということとホッケーって面白いなと思ってもらえる瞬間だと思うので、得点を決める時が楽しいです」

ゴール前にある「サークル」と呼ばれる半円の中からでないとゴールが認められないホッケー。
3歳のころからフォワードのポジションでホッケーを始め、得点力を強みとしてきた森選手は、3年前の東京オリンピックにも出場し2本のゴールを決めました。
戦った5試合で白星をあげることはできなかったものの、ほとんどの試合が1点差。
そのことについて森選手は手ごたえも感じています。

【森 花音選手】
「私たちも全然ここで戦えるんだというのは感じた東京だった。その1点という近くて遠いところを埋めるために3年間やってきた。強気で3年間やってきたことを出したいです」

実は去年4月、日本代表合宿中の練習試合で右ひざの前十字靭帯を断裂するけがを負った森選手。

【森 花音選手】
「膝をひねったときはもしかしたらというのはあった。ホッケーは前十字靭帯がきれる選手も多くいるので自分がやったかという感じはその時はありました。私が膝をけがしたタイミングというのもパリまでまだ時間があるというところで治せばしっかりパリで出場が叶うという自信はあった。まずはしっかりけがに向き合ってしっかり自分ができるリハビリを頑張ろうというのは思いました」

復帰まで平均1年を要する前十字靭帯断裂のけが。
それでも苦難を乗り越え、チームの得点源として2度目のオリンピックへ。

【森 花音選手】
「チームとしてはまずベスト8に進出すること。個人としては毎試合しっかり得点に絡むプレーというので勝利に貢献できるように頑張りたい。広島の皆さんいつも応援ありがとうございます。パリでしっかりがんばってきますので、引き続き応援よろしくお願いします」

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