(18日、第106回全国高校野球選手権神奈川大会5回戦 慶応2―4桐蔭学園)

 昨夏の甲子園で107年ぶりに優勝した慶応が、春夏の甲子園に計12回出場し、1971年夏には優勝経験もある桐蔭学園に敗れ、夏の甲子園連覇の夢が絶たれた。

 慶応は0―0で迎えた四回1死二、三塁のピンチで、昨夏の全国制覇のマウンドにいた小宅雅己が2番手で登板。二塁ゴロの間に1点の先制を許した。直後の攻撃で2死二塁から鷹尾充千雄が適時打を放ち、追いついた。六回1死満塁のピンチでは好守で得点を許さなかった。

 だが、七回も連打と四球で1死満塁とされ、4番打者の寺沢太智に左前に適時打を打たれ、勝ち越しを許した。小宅はこの回でマウンドを降りた。慶応は八回1死二塁から酒井一玖が適時打を放ち、同点に追いついた。

 九回には昨夏の甲子園でも登板した左腕の鈴木佳門が登板したが、無死満塁のピンチを迎えた。ここで、深松風太にフルカウントから中堅前にはじき返され、2点を勝ち越された。

 慶応は昨夏の第105回選手権大会で、1916年の第2回大会以来の優勝を飾り、大きな話題となった。

 昨秋の県大会では準々決勝で敗れ、夏春連続の甲子園出場はならなかった。今春の県大会は準々決勝で横浜に敗れた。

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