(17日、第106回全国高校野球選手権大阪大会2回戦 香里丘6―5大冠)

 大冠のエース松村寛士投手(3年)は180センチの長身から投げ下ろす最速144キロの直球で、香里丘打線を六回まで無失点に抑えた。投球数が100球を超えた七回途中でマウンドを降りた。

 チームは九回に逆転を許し、最後の攻撃を迎えた。2死満塁。松村投手は「大丈夫や」と声を張り上げた。だが牽制(けんせい)死でゲームは終わった。

 試合後、「結果には出なかったけど、今までの努力は出し切れた」と語った。進学しても野球は続ける。自分の力がどこまで通用するか、試したいから。(西晃奈)

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