ワンピース・オン・アイスに出演する宇野昌磨さん(右)と無良崇人さん=東京都千代田区で2024年7月9日、猪飼健史撮影

 世界的人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」を題材にしたアイスショー「ワンピース・オン・アイス~エピソード・オブ・アラバスタ~」が9月7、8日に「ららアリーナ東京ベイ」(千葉県船橋市)で上演される。

 週刊少年ジャンプ(集英社)で連載中の「ワンピース」は、悪魔の実「ゴムゴムの実」によって、全身がゴムのように伸びる麦わら帽子をかぶった主人公モンキー・D・ルフィが、海賊王を目指して仲間とともに大海原を冒険する物語。ショーの題材となった「アラバスタ編」は、砂漠の王国アラバスタが、クロコダイル率いる謎の秘密結社バロックワークスの陰謀によって危機に陥り、国を救おうとする王女ビビと、ルフィら「麦わらの一味」が立ち向かうストーリーだ。

 昨夏に続く再演を記念し、ルフィ役の宇野昌磨さん(26)とクロコダイル役の無良崇人さん(33)が毎日新聞のインタビューに応じ、公演に対する熱い思いを語った。

 宇野さんが「(無良さんには)すごい小さい時からお世話になってきた」というように、競技者時代から長い付き合いの2人。昨夏の公演で互いの印象についてはそれぞれ「本当にいつも通りお世話になりました」(宇野さん)。「演技者としても、共演者としてもやっぱりすごいなって感じました」(無良さん)と振り返った。

 主人公ルフィは自由で陽気なキャラクターとして世界中のファンから愛されている。宇野さんは役作りについて「最初は、面食らいました」と告白。ただし、次第にやりがいへと変わっていったという。

 インタビューではこのほか、昨夏の公演で宇野さんが上演中に思わぬトラブルに見舞われた際の無良さんとのやり取りについて振り返ってもらった。また、宇野さんの描いたリーダー像や、無良さんが感じた新たなショーの形についての思いなどについてもたっぷりと語ってもらった。全文は7月16日(午後7時)、23日(同)の2週に分けて配信する。【倉沢仁志】

うの・しょうま

 2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪銀メダル。22年は北京五輪で団体銀メダルに貢献し、個人は銅メダルと2大会連続のメダルを獲得。同年の世界選手権で初めて王者に輝き、23年大会で日本男子初の連覇を果たした。16年に世界で初めて4回転フリップを成功させた。今年5月にプロスケーター転向を宣言した。

むら・たかひと

 幅のあるジャンプを武器に活躍し、14年4大陸選手権で優勝。世界選手権は3度(09年、13年、15年)出場した。グランプリシリーズは通算2勝。全日本選手権は5度、3位に入った。18年4大陸選手権(12位)を最後に、競技を引退。現在は、プロスケーターに加えて指導者としても活動している。

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