この試合は巨人の球団創設90周年の記念事業として行われ、デーゲームの終了後に巨人と阪神のOBチームが5イニング制で対戦しました。
試合は、出場したOBの現役時代の登場曲や応援歌が流れる中で行われ、このうち巨人のエースとして活躍した江川さんと「ミスタータイガース」の愛称で親しまれ阪神の4番サードで出場した掛布さんの対戦では、掛布さんが見事にセンター前にはじき返し、現役時代、何度も名勝負を繰り広げた2人の久々の対決にスタンドから大声援が送られました。
また、巨人の4番サードで出場した前監督の原辰徳さんが痛烈な打球を華麗にさばく場面や、阪神の藤川球児さんが代名詞の力強いストレートを投げ込むシーンも見られ、現役時代をほうふつとさせる往年の名選手たちのプレーの数々に3万5000人のファンがわいていました。試合は3対2で巨人が勝ちました。
巨人を率いた中畑清さんは「序盤から阪神も応援がすごかったが巨人もエンジンがかかってきて熱気があふれていた。最高の思い出になった」と話していました。
また、阪神の監督を務めた川藤幸三さんは「お客さんに喜んでもらうのが一番。みんなに盛り上げてもらって何も言うことがない」とファンに感謝していました。
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