(15日、第106回全国高校野球選手権兵庫大会3回戦 甲南12―0西脇)
甲南は五回1死二、三塁の好機に、代打新井颯真選手(3年)を打席に送る。
初球をフルスイングするつもりだったが「緊張から手が出なかった」。
仕切り直して、4球目。直球を引っ張ると、打球は弧を描いて左翼へ。これが犠飛となり、チーム12点目となった。
新井選手はプロ野球・広島の新井貴浩監督の次男。応援席も新井監督の広島選手時代のヒッティングマーチで盛り上げた。
兵庫大会での初打点に新井選手は「自分がどうこうよりも、チーム全員がつなげてくれたチャンス。得点につながってよかった」。
次の目標は初安打で勝利に貢献すること。「チームの雰囲気は最高。いい準備をして、次戦に臨みたい」と笑顔で語った。(真常法彦)
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