(14日、第106回全国高校野球選手権南北海道大会準々決勝 函館大柏稜0―3北照)

 函館大柏稜が夏の選手権出場5回の強豪、北照に食い下がった。敗れはしたが、就任4年目の野村直毅監督は「このチームのベストゲームだった」とたたえた。

 チーム計3安打のうち2安打を放ち、気を吐いたのは加藤桔平主将(3年)だ。現チームは発足以降、秋春夏の3季連続で函館地区を勝ち抜き「全道常連」となった。加藤主将は「函館の強豪といえば函館大有斗(選手権出場7回)だが、僕たちも強豪に並べるだけの土台はできた」。

 鍛えたのは守備。この日は無失策で粘った。しかし完封負け。「4強、決勝と、さら上に行くためには、守備力プラス打力が必要だとわかった」と加藤主将。「いまある全力は出し尽くした。甲子園は後輩に託したい」と話した。(佐々木洋輔)

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