第106回全国高校野球選手権高知大会が13日に開幕する。高知市の高知県立春野球場、高知市営球場を舞台に、27校23チーム(連合チームを含む)が出場し、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われる全国大会をめざして熱戦を繰り広げる。

第106回全国高校野球選手権高知大会の開会式リハーサルで、入場行進の手順を確認した各校主将やマネジャー=2024年7月12日午後3時37分、県立春野、蜷川大介撮影

 開会式は午前8時半から県立春野である。出場27校の選手がマネジャーらの先導で入場行進をする。雨天の場合はバックネット裏のスタンドで実施する。

 県立春野で午前10時から、高知市営で午前11時から、それぞれ2試合を予定している。日程が順調に進めば決勝は25日午後1時から県立春野である。

 12日には出場校の主将やマネジャーが参加して、県立春野でリハーサルがあった。入場行進の順番や式典の進行に応じたプラカードの掲げ方を入念に確認した。

 入場料は一般500円、中高生100円、小学生以下無料。身体障害者手帳があれば無料(付き添い1人含む)。(蜷川大介)

対戦相手、各ゾーンの見どころ

第106回全国高校野球選手権高知大会の組み合わせ

第106回全国高校野球選手権高知大会の組み合わせ 各ゾーンの見どころ

【A】3年連続で春の選抜出場の高知が第1シード。平悠真、辻井翔大のダブルエースを中心に守備も堅く、隙が無い。伊野商の右腕、前田光碧暁は緩急をつけた投球が持ち味。須崎総合のエース谷本瑞樹は最速142キロの本格派で、丸の内がどう攻めるかが鍵になる。

【B】力のある県立校が集まった。第4シードの岡豊は秋と春の大会で県ベスト4。高知商戦で2打席連続本塁打を放った山下奏翔らの打撃が光る。宿毛工の左腕大塚琉生は直球に力があり、高知工がどう攻略するか。中村は昨夏、明徳義塾を九回二死まで追い込む好投をした芝海斗が柱。

【C】第2シードの明徳義塾は、長打力のある竹下徠空らを軸に攻撃力が増した。土佐塾は右の安岡慶、左の佐古田陸翔の2投手が安定し、2年生中心の安芸がどう攻めるか。春の大会ベスト4の小津は打力、走力が光る。土佐は140キロの速球がある酒井晶央と小松起らの継投が鍵になる。

【D】第3シードの高知商は身長190センチのエース岡村宝、右腕の下元理巧、塩川翔馬ら3年生投手陣が多彩。昨年優勝の高知中央は甲子園のマウンドを踏んだ2年生左腕横山宏伸ら選手層が厚い。1回戦を勝ち抜いたチームは翌日連戦で強敵に立ち向かうことになり、気が抜けない。(蜷川大介)

高知大会のパンフレットを販売

 第106回全国高校野球選手権高知大会のパンフレットが完成した。

第106回全国高校野球選手権高知大会のパンフレット。出場する全27校の部員名簿や集合写真を掲載した=2024年7月11日午前10時0分、高知市本町5丁目、蜷川大介撮影

 出場27校のチーム写真や全部員の氏名、守備位置、出身中学を掲載している。各校の主将が大会への抱負を寄せ、チームの特徴などを語っている。各校の夏の大会の過去10年の戦績も載せた。今大会の観戦ガイドとして活用できる。

 試合がある日に県立春野と高知市営のチケット売り場で販売する。県内の朝日新聞販売所(ASA)では13日から販売。税込み1冊300円。(蜷川大介)

第106回全国高校野球選手権高知大会の開幕を翌日に控え、開会式でのプラカードの持ち方を教わる女子マネジャーたち=2024年7月12日午後2時45分、県立春野、蜷川大介撮影

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