プロバスケットボールＢ１仙台８９ＥＲＳは１０日、大学生のアイデアをスポーツビジネスに生かそうと、東北大と包括連携協定を締結しました。

今回の協定は、チーム創設２０周年を迎え地域貢献を海外にも拡大していきたい仙台８９ＥＲＳと、企業の海外進出に寄与し学外との連携を拡げていきたい東北大との双方の思惑が一致し、結ばれたものです。
協定式では、仙台８９ＥＲＳの志村雄彦社長と、東北大学大学院経済学研究科の川端望研究科長が、協定書にサインしました。

仙台８９ＥＲＳと東北大は、これまでもホームゲームでの勝利で車いすを寄贈するプロジェクトや、４月の台湾東部沖地震への募金活動を学生と行うなど連携した活動を展開しています。

今後は、台湾への留学支援を行うとともに、インバウンド事業のマーケティング調査などを実施し、その結果を元に可能性を探っていきたいとしています。

川端研究科長は「企業の活動に学生が参加し、社会と企業との関わり、企業活動の実際のあり方を学んでいくことは教育効果としても大きい」とコメント。

志村社長は「学生の発想を現場で活かしてもらい、そこで得たものを研究材料とし、さらにその研究結果を現場で生かす。そういった循環を経済活動としても研究活動としても、仙台モデルとして構築していきたい」と抱負を語りました。

また、仙台８９ＥＲＳは、２０周年の記念事業として、９月５日に台湾のプロバスケットボールチーム「ＦＯＲＭＯＳＡ　ＤＲＥＡＭＥＲＳ（フォルモサ・ドリーマーズ）」と国際親善試合を行います。

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