(9日、第106回全国高校野球選手権大分大会1回戦 大分鶴崎6―11情報科学)

 今大会1号の本塁打が第2試合で記録された。情報科学の清田涼真(すずま)選手の一打が中越えのランニング本塁打になった。

 一回裏、相馬豊樹監督から「フライを上げるな」という指示を受けて打席に入った。2死三塁から下手投げの相手エースが投じた4球目にタイミングを合わせると、打球は中堅手の頭上を越えてフェンスへ転がった。

 「芯に当たったのは間違いなかったんで思い切って走った」。手を回す三塁コーチャーを確認して一気に本塁へ。2点を勝ち越すランニング本塁打となった。

 たたきつけるようなバッティングを意識していたという清田選手。試合後、「自分のぶつかっていく気持ちが打球に乗って飛んでいった」と喜びながら、「ランニングホームランが1号なんだな」と笑った。次の試合に向けては、「今回は危ない勝利だった。次はしっかり打って守って勝てるように選手みんなで頑張っていきたい」と話した。(大村久)

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