同じナショナルリーグの両チームですが、ドジャースは西部地区、フィリーズは東部地区のチームです。日本時間の10日からフィリーズの本拠地、フィラデルフィアで行われる3連戦は今シーズン初めての対戦となります。

フィリーズのワールドシリーズ優勝は2回で、一番最近では2008年と王座からは遠ざかっていますが、ここ数年は戦力も充実しポストシーズンに2年連続で進んでいます。特に今シーズンはここまで58勝32敗と東部地区1位を独走しています。

現在は打線を引っ張ってきたハーパー選手と(5月・6月の月間MVP)、シュワーバー選手(2022年ホームラン王)をけがで欠いていますが、6割4分を超える勝率はドジャースを上回っています。

その安定した戦いを支えるのが、チーム防御率3.26、両リーグトップの成績を残している投手陣です。

今回の3連戦にはいずれも今シーズン、エース級の活躍をしている先発ピッチャーをそろえてきました。

▽第1戦はウィーラー投手。
(持ち味は160キロ超の速球/今季9勝4敗/防御率2.74)
▽第2戦はサンチェス投手。
(今シーズン急成長をとげたサウスポー/今季6勝4敗/防御率2.96)
▽第3戦はノラ投手。
(キレのある変化球が武器/今季10勝4敗/防御率3.48)

シーズン後半戦に向けてドジャースに対するマークが厳しくなる中、先月から1番バッターを務める大谷選手がどのような形でチームを引っ張っていくのか。また、ポストシーズンに進んだ場合、リーグ優勝を争う可能性が高い強豪をどう攻略するのか。

フィリーズとの注目の3連戦はドジャースの今後の戦いを占う試金石となります。

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