第106回全国高校野球選手権青森大会が9日に開幕する。開会式は午前10時半から、青森市のダイシンベースボールスタジアムで開かれ、出場の48チーム(52校)の選手たちが入場行進する。選手宣誓は、青森東の荒木関隼(はやと)主将が務める。開幕試合は午後0時半から、五所川原農林と三沢が対戦する。

 試合の3回戦までは、ダイシン、弘前市のはるか夢球場、八戸市長根公園野球場、六戸町のメイプルスタジアムの4球場で行われる。18日の準々決勝は、はるか夢と八戸長根で各2試合を予定。20日の準決勝と22日の決勝は、はるか夢が会場となる。(渡部耕平)

青森大会の展望

 (前年優勝校 八戸学院光星 前年参加チーム数48)

 好投手を擁するチームが多く、1点を争う白熱の展開となりそうだ。

 優位に立つのは、選抜8強の青森山田。エースの関浩一郎と桜田朔は直球と変化球の切れが増し、すきを与えない。弘前学院聖愛は吹田志道が低めに集め、春の県決勝で青森山田に完投勝利した。

 昨夏代表で選抜も出場の八戸学院光星は、洗平比呂、岡本琉奨、森田智晴の左腕3人が球威で押す。八戸工大一は、U18(18歳以下)日本代表候補の左腕金渕光希が力強さと制球力で、春の県大会で八戸学院光星を完封した。

 春の県4強の弘前は、桑田乙矢が打たせて取る。積極的な打撃がかみ合えば、台風の目になる。(渡部耕平)

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