第106回全国高校野球選手権山梨大会(朝日新聞社、山梨県高校野球連盟主催)は7日、山日YBS球場(甲府市)で開幕した。開会式では、昨年の優勝校・東海大甲府を先頭に34校32チームの選手らが、プラカードを持ったマネジャーたちと胸を張って堂々と行進した。この日は1回戦2試合があり、開幕戦は青洲が8―1で甲府昭和にコールド勝ちした。次は9日に同球場で1回戦3試合が予定されている。(豊平森)
◇
投げた球が捕手のミットにダイレクトで届くと、大きな歓声と拍手がわき上がった。
7日の第106回全国高校野球選手権山梨大会の開幕試合の始球式を務めたのは、日本航空高校空手道部の女子キャプテン、山口麗(うらら)さん(3年)だ。「多くの人に空手を知ってほしい」と黒帯の道着で登場した。
友人や野球部員に投げ方を教わって練習してきた。マウンドから見た景色は「テレビで見るよりずっと広かった」。すごく緊張したというが、「3年生には最後の大会。自分が思いきり投げることで、いい形で試合を始めてほしい」と気持ちを込めた。
自らも、8月にインターハイの女子個人組手と女子団体組手に出場する。「出られない人の思いをしっかり背負って、絶対に日本一をとってきます」(豊平森、三宅範和)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。