第106回全国高校野球選手権大会が各地で開催されています。試合後、各球場をあとにしたチームのミーティングから、監督や選手らの言葉を紹介します。今回は愛知大会に出場した小牧工科です。

 (6日、第106回全国高校野球選手権愛知大会1回戦、明和9―1小牧工科=7回コールド)

 小牧工科・杉山友啓監督 応援されるってさ、難しいんだ。すごく難しくて、「なんだあいつ」って思われたら、応援されない。でも見てくださいよ。多くの先生が、多くの保護者の方が、多くのOBが、友達が、みんなが応援してくれた。それは、君たちがこれまで積み上げてきた証だったんじゃないかと思います。

 勝って恩返しできれば一番良いんだけど。よく覚えておきなさい、みんな。絶対に負けるんだ。絶対に。負けないのは1校しかないんだから。みんな負けて学ぶんだ。3年生は、高校野球は引退だ。だから高校野球で勝ち負けを競うことはもうないんだけど、学ばなきゃダメだ。

 3年生、順風満帆ではなかったな。苦しくて仕方なかった。俺もそう。このチームをどうやって送り出してやろうかって、悩んだ代だった。

 でも最後は、みんなの前向きな姿勢がすごく伝わった。君たちのプレーを、心に焼き付けた。

 まだ終わりじゃない。これからも小牧工科は、野球部は続くから。今日の負けから、また強くなろう。(松本敏博)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。