(5日、第106回全国高校野球選手権新潟大会開会式)
「最後までひるまず、しぶとく戦い抜くことを誓います」。少しの晴れ間が広がった梅雨空に、長岡工3年の竹部匠眞主将の選手宣誓が力強く響いた。
両親や監督と一緒に宣誓文の内容を決めたという。1年生の時、部内で新型コロナウイルスの感染が判明し、夏の大会の出場辞退に追い込まれた。冒頭で「私たちの高校野球はコロナ禍のまっただ中に始まった」と、当時の悔しい思いを重ねた。
宣誓の後半には、自身で考えたという「一生に一度しかできない高校野球」との文言を入れた。当たり前のように野球ができることへの感謝を込めたという。
宣誓を終え、「楽しくしっかりやりきれた」と笑顔を見せつつ、試合に向け「粘り強い自分たちの野球を貫けるようにがんばる」と話した。(北沢祐生)
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