パリ・オリンピックのバレー男子日本代表に内定した大塚達宣(たつのり)選手(23)が4日、出身の大阪府枚方市の伏見隆市長を訪ね、五輪での抱負を語った。
大塚選手は小学3年の時、地元、パナソニックパンサーズ(現大阪ブルテオン)の下部組織「パンサーズジュニア」(当時)に入団し、バレーを始めた。京都・洛南高3年の時、春の高校バレー(全日本高校選手権)でチームを優勝に導き、MVPを獲得。早稲田大3年の時、2021年の東京五輪代表に選ばれた。現在は大阪ブルテオンに所属。9月以降、イタリア1部リーグ(セリエA)ミラノへの移籍が決まっている。
大塚選手は、ポーランドでのネーションズリーグ男子決勝大会に出場。6月30日の決勝でフランスに1―3で敗れたが、主要国際大会での準優勝は1977年ワールドカップ(W杯)で2位になって以来、47年ぶりの好成績となった。
この日、大塚選手は大会を振り返り、「(大会前のチーム目標だった)決勝に立つことができた喜びよりも悔しさが勝ってしまう試合だった。オリンピックでは、金メダルを絶対に取るという強い気持ちを持って戦う」と意気込む。伏見市長は「日本が世界ランキング2位となり、一番メダルに手の届くところに来ているんじゃないかと期待を膨らませている。パリの地で活躍を期待している」と激励した。
大塚選手は取材に対し「プレー以外でも、選手同士でのコミュニケーションを図り、チームに良い影響を与えられる選手でありたい」と抱負を語った。
大塚選手は東京での国内合宿、ポーランドでの事前合宿の後、パリ入りするという。【面川美栄】
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