パリ・オリンピックのサッカー男子日本代表に選ばれ、ガッツポーズする柏レイソルの細谷真大選手(左)と関根大輝選手=千葉県柏市で2024年7月3日、高野裕士撮影

 サッカー・J1柏レイソルのFW細谷真大選手(22)が3日、パリ・オリンピックに臨むU23(23歳以下)日本代表に選ばれた。18人の代表メンバーが発表された3日午後、千葉県柏市内で報道陣の取材に応じた。主な一問一答は次の通り。

「名前を世界に広めたい」

 ――メンバーが発表された時の気持ちは。

 ◆セキ(柏でチームメートのDF関根大輝選手)がフィールドプレーヤーで最初に名前を呼ばれて、自分が(18人の中で)最後だった。ちょっと焦りました。あまり人数は数えていなかったけど、「ちょっと遅いな」とは感じました(笑い)。

 ――世界の戦いに臨む意気込みは。

 ◆(パラグアイ、マリ、イスラエルと対戦する)1次リーグから強豪が相手になる。何としても突破する必要がある。自分たちも力を持っていると自信をつけている。しっかり優勝したい。

パリ五輪のメンバーに選ばれ、記者会見に臨む(左から)大畑歩夢、関根大輝、細谷真大、野沢大志ブランドン、荒木遼太郎、平河悠=東京都港区で2024年7月3日午後5時4分、藤井達也撮影

 ――個人では世界を舞台にどんなプレーを見せたいか。

 ◆ゴールを取ることはもちろんだけど、(自分の良いプレーを)見せたいというよりも優勝に貢献したい思いが強い。

 ――早い段階から「パリ五輪出場を目指している」と言い続けてきた。

 ◆(以前は柏で)ひたすら試合に出るためにもがいていた。(試合に)出始めてから、そういう道があることをメディアなどを通じて知った。パリ五輪に出るためにやってきたという思いもある。大舞台でもあるので、自分の名前を世界に広めていきたい。

 ――いろいろな理由で選ばれなかった選手たちもいる。

 ◆自分もヒヤヒヤしたし、これまで(一緒に)やってきた人たちが競争を与えてくれた。(他のライバルを)リスペクトして、ここまで自分も成長できた。選ばれなかった人の分もやるのは当然だけど、口だけではなく結果で示していけたら良い。

 ――今回の五輪代表は3人まで認められる24歳以上のオーバーエージ(OA)枠を使わなかった。

 ◆OA枠の選手がいなくても自分たちがやれるところを日本の皆さんに証明したい。

 ――パリ五輪での目標は。

 ◆やっぱりチームとしては金メダル。個人としても数多くのゴールを取りたい。勝利につながるゴールなどで貢献したい。【構成・高野裕士】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。