DeNAの入団記者会見で、ユニホームを着て三浦大輔監督(右)と握手する筒香嘉智選手=横浜スタジアムで2024年4月18日午後6時25分、前田梨里子撮影

 プロ野球・DeNAに5年ぶりに復帰した筒香嘉智選手(32)が18日、本拠地・横浜スタジアムのグラウンドで、約9600人のファンに見守られながら入団記者会見に臨んだ。雨の中、ファンが歌うDeNA時代の応援歌とともに登場した筒香選手は「またこの横浜スタジアムで野球ができる喜びをかみしめています」とあいさつした。

 筒香選手は今春、米大リーグ・ジャイアンツのキャンプに参加したが自由契約となった。日本でプレーするモチベーションが上がらなかった時期もあったが、「やはりベイスターズで優勝したいという思い」が募り、古巣復帰に至ったと説明した。今後に向けては「以前と変わらず、自分のパフォーマンスでポジションを取りにいくだけ」と決意を語った。

 終盤には三浦大輔監督も登場し「おかえり」と歓迎。三浦監督から、移籍前と同じ背番号25のユニホームを手渡され、袖を通すとファンの歓声が上がった。

 筒香選手は神奈川・横浜高から2010年にドラフト1位で横浜(現DeNA)に入団し、16年に本塁打と打点の2冠に輝くなど中心選手として活躍した。19年オフにポスティングシステムを利用して渡米したが、メジャー出場は182試合にとどまるなど苦戦。日本復帰にあたっては複数の球団と交渉していた。【岸本悠】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。