島根スサノオマジックは30日、谷口大智選手と2024‐25シーズンの契約継続が合意に至ったことを発表しました。3ポイントシュートが武器の経験豊富な日本人ビッグマンが、島根で3年目を迎えます。

奈良県出身で現在34歳の谷口選手は、身長201センチ、体重105キロのセンター兼パワーフォワード。2022-23シーズンに島根に加入し、外国籍選手や帰化選手のケガが相次ぐチームのゴール下を体を張って支え続け、勝負所でのスリーポイントシュートで幾度となくチームを救ってきました。またチームのムードメーカーとしてファンとの距離が近い選手で、対戦相手のフリースロー時には、谷口選手が観客を煽り大きなブーイングを生み出すのは、松江市総合体育館の名物ともなった光景です。
2023-24シーズンは、54試合に出場し、1試合平均13分のプレータイムで、平均2.7得点、0.5アシスト、1.4リバウンドを記録。3ポイントシュートは37.1%という高い成功確率をマークしました。

谷口選手は、島根スサノオマジックの公式HPを通じて「今シーズンもまたスサノオマジックのユニフォームを着てプレーできることを嬉しく思います。自然が多く、アットホームな雰囲気の島根・鳥取。そしてあの最高の雰囲気のアリーナでブースターと共にもう1年戦えることが今から楽しみです。少しでもチームの力になれるように精進しますので、引き続きよろしくお願いします」とコメントしています。

なお京都府の名門・洛南高校時代には、ウインターカップ3連覇に貢献。その後、「スラムダンク奨学金」2期生として2009年に渡米。アリゾナウェスタン大学やサウスイースタンオクラホマ州立大学などでプレーし、アメリカでは自身のサイズが武器とならない中で、コートで生き残るために3ポイントシュートを習得したといいます。
帰国後の2015年に秋田ノーザンハピネッツでプロデビューし、広島ドラゴンフライズ、茨城ロボッツを経て、島根に2022-23シーズンに加入しています。

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