7月10日に開幕する第106回全国高校野球選手権香川大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)の組み合わせが決まった。高校野球担当記者が、各ブロックを展望する。(和田翔太)

Aブロック

 高松商が総合力でリードする。佐藤、大森ら140キロ超の投手4人を擁し、打線は村山、橋本ら勝負強い打者が並ぶ。秋4強の高松中央は、直球が武器の梶東と技巧派の左腕・細川らを中心に試合をつくる。藤井は左腕の穐山、香川中央は経験豊富な長身の徳久が軸。(和田翔太)

Bブロック

 シード校の志度を中心に、混戦が予想される。志度は主将の市ノ瀬を中心に打撃力がある。秋4強の観音寺総合は、直球が武器の左腕松村、横手投げの西岡ら投手陣が多彩。昨夏4強の四国学院大香川西は、走攻守そろった高田らを中心に打線に切れ目がない。

Cブロック

 春の四国大会準優勝の尽誠学園が一歩リードする。主将の岩橋を中心に機動力が武器。投手陣は2年生の西條、広瀬らが安定。春の大会で高松商を相手に善戦した三本松は、主戦の田村、秋以降に急成長した久常ら投手陣が引っ張る。昨夏4強の寒川はエース金谷を中心に上位をうかがう力がある。

Dブロック

 連覇を目指す英明、秋の県大会優勝の大手前高松、同準優勝の丸亀城西を中心に激戦が予想される。英明は多彩な変化球が武器の清家が柱。長身の植上も経験を積んだ。昨夏優勝を経験した百々、鈴木らが攻撃陣を支える。大手前高松はエース藤井が復調、経験を積んだ高坂にも期待。丸亀城西は角銅、前田を中心に投手力がある。(和田翔太)

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