右ひじの内側側副靱帯(じんたい)再建術(トミー・ジョン手術)を受けたプロ野球・福岡ソフトバンクホークスの武田翔太投手(31)が18日、福岡県筑後市の球団施設で練習を再開した。

 9日に横浜市内で手術を受け、17日に退院したばかり。患部はまだ腫れているという。「最低限の出来ることはやっていきたい」。この日は右腕を固定する特殊な器具を着け、自転車型トレーニングマシンなどで軽く汗を流した。

 復帰までは1年~1年半程度かかる見込み。「ちょっと先は長いけど、前を向くしかない。やるべきことをしっかりやるだけです」。今後は有酸素運動を中心に体を動かしていく予定だ。

 プロ13年目。この2年間は右ひじに違和感があったという。2022年8月の日本ハム戦(札幌ドーム)で右ひじの張りを訴えて降板。当時は「右ひじ内側側副靱帯の炎症」と診断されていた。

 「(2年前に)ひじを痛めたときの感じがずっと続いていた」と明かしたうえで、「このままやっていても良くないな、と。これから先を考えたら、きっちり治した方がいいと思った」と手術に踏み切った心境を吐露した。

 大リーグ・オリオールズ時代の12年に左ひじの内側側副靭帯再建術を受けた和田毅(43)から色々な助言を受けたという。「手術前や、その後のトレーニングの仕方などを聞きました」。通算66勝の右腕は、来季中の復帰をめざす。

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