7月13日に開幕する第106回全国高校野球選手権徳島大会の組み合わせ抽選会が28日、徳島県鳴門市撫養町のアミノバリューホールであり、出場予定の29校28チームの対戦相手が決まった。川島―生光学園の開幕試合を皮切りに熱戦が始まる。
抽選会には各校の主将や部長らが参加した。県高校野球連盟の米延(よねのぶ)賢治会長は「全国的に気温が上がり、熱中症や感染症対策をしながら練習に取り組んでいることと思う。一日一日を大事にして、ベストパフォーマンスを発揮できるようチーム状態を仕上げてほしい」とあいさつした。
昨秋の県大会以降の成績をもとに阿南光、池田、徳島商、鳴門がシード校となり、A~Dの組み合わせゾーンに振り分けられた。残る24チームの主将が順番にくじを引いた。
エースの吉岡暖(はる)投手を擁し、今春の選抜大会で8強入りした阿南光の井坂琉星(りゅうせい)主将(3年)は「吉岡の投球が全国に通用することを実感した。守備からリズムをつくる自分たちの野球で夏も甲子園をめざし、初戦に向けてしっかり準備したい」と意気込みを語った。
出場29校のうち、部員数が少ないつるぎと池田辻の2校は連合チームを組んで出場する。県高野連加盟校の阿波西は、部員少数のため出場辞退となった。
昨夏の会場だった鳴門市のオロナミンC球場が改修工事中のため、今大会は全試合を徳島市のむつみスタジアムで実施する。7月13日午前9時半から開会式をした後、1回戦2試合を実施。試合日程が順調に進めば、27日に準決勝、29日に決勝がある。(吉田博行)
選手宣誓は昨夏覇者の徳島商・吉田主将
開会式での選手宣誓は、昨夏の徳島大会で優勝した徳島商の吉田大馳(だいち)主将(3年)に決まった。
希望校の主将らで抽選し、くじを引き当てた吉田主将は「驚きが大きかったけど、うれしい。今まで支えてくれた家族や先生たちに感謝の気持ちを伝えられる選手宣誓がしたい」と笑顔を見せた。
大会に向けては「昨年に続いてもう一度、甲子園に行きたいという強い気持ちをもって臨みたい」と意気込んだ。
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