(26日、プロ野球 福岡ソフトバンクホークス5―1オリックス・バファローズ)
リーグ4連覇をめざすオリックスから自力Vの可能性が消えた。そのことを報道陣から問われ、中嶋聡監督は「もう(優勝の可能性は)ないんですか? びっくりするようなこと言わないでください」と語気を強めた。
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太田椋のソロ本塁打による1点しか奪えず、首位ソフトバンクに2連敗。ゲーム差を今季最大の15・5に広げられた。
主力が相次いで離脱して戦力が整わない。今季の苦しさを象徴するような出来事と中嶋監督の言葉が5月31日にあった。
1番にはまりつつあった福田周平が体調不良でベンチを外れ、4番森友哉と5番紅林弘太郎も体の異変を訴えて途中交代した。その試合後、監督がこぼした。「(故障者が)止まらないですね。遠征が長かったからかな」
5月は8日に秋田、11日に宮崎、12日に鹿児島(雨天中止)、14、15日に沖縄と地方遠征が続いた。昨季は8月に1試合(長崎)あっただけ。相手の主催も含め、3連覇で全国的な人気が高まったチームには地方からラブコールが増えた。
プロとしての宿命であり、当然ありがたいことでもある。ただ、3年連続で日本シリーズまで戦い抜いた選手たちには、他球団より蓄積した疲労もある。5月に8勝13敗1分けと失速した。
広島から移籍した西川龍馬は各球団の本拠が北海道から福岡まで点在するパ・リーグの移動を「なかなかしんどい。セ・リーグの移動はめちゃくちゃ楽だった」と辻竜太郎・打撃コーチに漏らした。天性のバットコントロールを持つ29歳は昨季までプロ8年間で通算打率2割9分9厘ながら、打率2割5分前後に低迷する。
残り74試合。自分たちで流れを変えるしかない。(高橋健人)
栗原(ソ) 一回に右中間への2ランで先取点。「とにかく先制点をと打席に入りました。しっかり自分のスイングができたと思います」
正木(ソ) 六回に左前適時打で追加点。「先輩方がつくったチャンスを絶対に生かそうと思った。積極的にスイングをした結果がいい形につながった」
東(オ) 「状態としては悪くはなかったと思いますが、ボール先行になることが多くなってしまいました」
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