夏の高校野球がいよいよ目前に迫った。過去10年間の福島大会の優勝校を見てみると、やはり「王者・聖光学院」の強さが際立っている。絶対王者か、その椅子を奪う者が出てくるのか!?2024年の運命を決める組み合わせが決まった。

7月12日に開幕する夏の高校野球福島大会には68校62チームが出場する。その運命を決める組み合わせ抽選が須賀川市で行われた。
第1シード、3連覇を目指す「聖光学院」。同じブロックには3年ぶりの甲子園を狙う強豪・日大東北が入った。
聖光学院・佐藤羅天主将は「相手どうこうではなくて、自分たちがどういう気持ちでどういう姿で向かっていくかが一番大事だと思うので、そういう部分をもう一回気持ち入れてやっていこうと思っています」と話す。

第2シード、春のセンバツに出場した「学法石川」が注目。2023年の決勝で聖光学院にサヨナラ負けした悔しさを今年の夏にぶつける。
学法石川・小宅善叶主将は「(センバツで)日本一のチームとやれたっていうのを自分たちもすごく学べた部分大きかったですし、もっとこうすればチームがよくなるとか、そういうのを全員で考えてやってきたので、本当に夏は勝ってもう一回甲子園行きたいなと思います」と話した。

2021年と2022年、決勝で涙をのんだ第3シード「光南」。2006年以来18年ぶりの頂点を目指す。

第4シード「磐城」のブロックには、去年の夏にベスト4入りした「会津北嶺」が入り混戦が予想される。

第5シード初の甲子園出場を目指す「東日本国際大昌平」。初戦で「福島」と対戦する。

春の県大会で聖光学院と接戦を演じた第6シード「相馬」。同じ相双地区の「原町」との初戦は熱戦が予想される。

第7シード「田村」は初戦で「福島北・伊達」連合チームと対戦。選手宣誓を2年連続で引き当て大会の幕開けを飾る。
田村・國分紘也主将は「驚いたのが一番なんですけど、選手宣誓ということで福島県内のすべての高校の思いを背負って選手宣誓したいと思います」と話した。

最後は第8シード「福島商業」のブロック。「小高産業技術」や「いわき湯本」など実力のある県立高が揃い、混戦が予想される。

夏の高校野球福島大会は、福島市の県営あづま球場をメインスタジアムに7月12日に開幕、28日に決勝が行われる。

組み合わせが決まった選手たちの表情、「もう試合は始まっている!」という雰囲気が漂っていた。福島大会を制したチームは8月7日に甲子園球場で開幕する全国大会に出場する。
この全国大会だが、2024年からは熱中症対策として猛暑の時間帯をさけ、午前と夕方に試合を分ける「2部制」の導入が決まっている。
選手たちも万全のコンディションで熱い戦いを見せてほしい。

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