第106回全国高校野球選手権高知大会の開幕を来月13日に控え、高知県高野連の審判講習会が22日、県立春野総合運動公園の屋内練習場であった。大会の審判委員26人が参加して判定技術を磨いた。23日も約20人が講習を受ける。

 5月に四国地区高野連で講習を受けた委員をリーダー役に、発声やジェスチャーで体を温めた。土佐、高知東、小津の野球部員約60人も参加し、実際の投球でストライクゾーンを確認。ダブルプレーや挟殺プレーを実演して、判定時の立ち位置などを確認した。

 審判委員は大半が元高校球児で、ふだんは母校の練習試合で球審を務める人が多い。公式戦は塁審を含む4人で試合進行するため、打球の方向に応じて各人の立ち位置や連携を確認するのも講習の狙いだ。夏の大会までに、練習試合で塁審を務めて腕を磨く人もいるという。

 審判委員ではないものの、判定を学びたいと参加した元梼原野球部員の広内健太さん(24)は「細かい立ち位置などが勉強になった」と話していた。(蜷川大介)

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