第106回全国高校野球選手権岡山大会(朝日新聞社、県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が22日、岡山市東区の環太平洋大学であり、58校56チームの組み合わせが決まった。7月11日に倉敷市のマスカットスタジアムで開会式があり、13日から試合が始まる。決勝は29日の予定。

 会場には全チームの主将と責任教師、監督らが集合。県高野連の藤原修会長が「大会に関わるすべての人がリスペクトし合い、思い出に残る素晴らしい大会にしましょう」とあいさつした。

 抽選は今春の県大会4強のAシード(倉敷商、玉野光南、岡山理大付、関西)、同8強のBシード(岡山城東、岡山東商、総社南、創志学園)の主将が先に抽選しゾーンに振り分けられた。残る48チームの主将が抽選札を引き、組み合わせが決まった。

 昨夏優勝のおかやま山陽は明誠学院との顔合わせ。横山宗樹主将(3年)は「相手がどこでも全力でいく。日本一になって、世界に野球を普及する活動を広めたい」と話した。

 岡山では初の3校連合チームとなった岡山御津・倉敷鷲羽・備前緑陽の赤木諒信主将(3年、倉敷鷲羽)は「秋、春と同じチームで臨めるのは良い形。マスカットで試合ができるまで勝ちたい」と話した。初戦で倉敷古城池と対戦する。(大野宏)

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 選手宣誓は、岡山朝日の香川旺介主将(3年)に決まった。「3年間、色々なことを乗り越えてやってきた。すべての高校球児の思いをのせて、勇気と感動を与えられるような宣誓をしたい」と意気込みを語った。

 選手宣誓を決める札は県高野連の藤原修会長が引いた。校名が読み上げられると「おー」という歓声が上がり、会場は拍手に包まれた。

 岡山朝日は今年、創立150周年の記念の年。香川主将は「節目にこのような機会をいただき、うれしく思っています」と語った。

 飯田圭介監督からは「色々持っているな」と声をかけられたといい、「持っているものを、試合でも良い方向に出せたら」と決意をにじませた。(北村浩貴)

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 昨秋と今春の県大会4強がすべて入れ替わり、シードを外れた実力校も多い。混戦必至の組み合わせとなった。

 春優勝の倉敷商のゾーンには、秋におかやま山陽を倒して4強入りした総社南が入った。玉島商―東岡山工、金光学園―岡山南は好カードだ。

 秋を制して選抜に出場した創志学園は春準優勝の玉野光南と同ゾーンに。夏の甲子園9回出場の倉敷工、昨秋準決勝で創志に0―1で敗れた岡山学芸館もいる激戦区だ。

 昨夏の甲子園8強のおかやま山陽は、初戦を勝てばBシードの岡山東商に挑む日程に。作陽学園―興譲館の勝者は、春に創志に完勝して4強入りした関西とあたる。

 秋は準々決勝、春は準決勝で優勝校に敗れた岡山理大付は、秋準優勝で選抜大会の「21世紀枠」の中国地区候補に選ばれた岡山城東と同ゾーンになった。

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