柔道男子100キロ超級でパリ五輪代表内定の斉藤立(JESグループ)が22日、リマで開催されたパンアメリカン・オープンで優勝した。エントリー3人による総当たりの予選ラウンドを2連勝で首位通過し、2位の選手との決勝を制した。

 斉藤は5月の国際大会が五輪前最後の実戦の予定だったが、本番でのシード順位をアップさせるため、異例の戦略的措置としてレベルの高くない大会への出場を急きょ決めた。優勝によりシード順位は7位から6位に上昇する見通し。準々決勝に進んだ場合に金メダルを争うトップ層と対戦する可能性が低くなり、懸念を解消した。3試合ともに30秒以内で一本勝ちの圧勝だった。(共同)

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