先月24日に2勝目をあげて以来、およそ1か月勝ちのない前田投手はタイガースの本拠地デトロイトで行われたホワイトソックスとの試合に前回の登板から中5日で先発しました。

カウントを追い込んでからの変化球を効果的に使い、今シーズンの初登板で2打席連続ホームランを打たれた3番のロバートJr.選手を1回、ショートゴロに抑えるなど3回まで無失点と好投しました。

しかし4回、先頭バッターで迎えたロバートJr.選手との2回目の対戦では低めのストレートをとらえられ、ライトフェンスに当たるツーベースヒットを打たれました。

さらに盗塁でノーアウト三塁とされたあと、落ち着いた投球で4番シーツ選手を見逃し三振、続くバッターもピッチャーゴロに打ち取り、みずからの好守備で三塁ランナーをかえさず、ツーアウトまでこぎ着けました。

しかし、6番のデヤング選手に低めの変化球をうまく打たれてセンター前へのタイムリーヒットで先制点を与え、さらに連続ヒットで追加点を奪われました。

続く5回、前田投手はツーアウト一塁三塁とされたところでマウンドを降り、2人目のピッチャーがタイムリーヒットを打たれて、さらに1点を失いました。

この試合、4回と3分の2イニングを投げてヒット8本を打たれて3失点、三振5つを奪い、フォアボールはなく、防御率は6.0となりました。

タイガースは同じアメリカンリーグ中部地区で最下位に沈むホワイトソックスに1対5で敗れ、前田投手は負け投手となって、今シーズン4敗目を喫しました。

カブス 鈴木誠也は2安打1打点

2番・ライトでの出場が続いた鈴木選手は、カブスの本拠地シカゴで行われたメッツ戦で3試合ぶりに4番に入り、指名打者で先発出場しました。

1回の最初の打席はワンアウト一塁二塁で甘く入ったカットボールをとらえてレフト前にはじき返し、タイムリーで先制点をたたき出しました。

一塁三塁となった続くバッターの初球に二塁に走って今シーズン7個目の盗塁を決めてチャンスを広げ、その後、チームは打線がつながって1回に5点を奪いました。

2回の第2打席はハーフスイングが空振りと判定され三振となりましたが、4回の第3打席は三塁線を破るツーベースヒットを打ち、4試合ぶりの複数安打をマークしました。

6回の第4打席は見逃し三振でした。

鈴木選手はこの試合4打数2安打1打点の活躍で打率は2割6分9厘に上がり、試合はカブスが8対1で勝ちました。

レッドソックス 吉田正尚はノーヒット

レッドソックスの吉田正尚選手は22日、レッズ戦で2試合連続のノーヒットに終わりました。

吉田選手は相手の本拠地、シンシナティで行われたレッズ戦に6番・指名打者で先発出場しました。

2回の最初の打席はツーアウトランナーなしからセカンドゴロ、このあとはいずれも先頭バッターで打席が回り、5回はショートフライ、7回と9回はともにストレートを打ってライトフライでした。

吉田選手は4打数ノーヒットで2試合連続のノーヒットに終わり、左手親指の痛みによるけが人リストから復帰した時点で2割7分台だった打率は2割2分8厘にまで下がりました。

試合はレッドソックスが3点差を逆転して4対3で勝ち、勝ち越しを5としました。

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