車いすテニスの小田凱人(ときと)選手(18)=東海理化=が21日、母校の愛知県一宮市立西成中を訪れ、「好きなことをやり続けることが大事」と後輩にエールを送った。
小田選手は9歳の時に骨肉腫を発症し、10歳から車いすテニスを始めた。15歳でプロに転向し、2023年の全仏オープンでグランドスラム史上最年少優勝を果たした。最年少世界ランキング1位を達成するなど、車いすテニス界のトッププレーヤーとして国内外から注目されている。
この日、小田選手は同日発売となった自身初の著書「凱旋(がいせん) 9歳で癌になった僕が17歳で世界一になるまでの話」(ぴあ)、「I am a Dreamer 最速で夢を叶える逆境思考」(KADOKAWA)を生徒438人に贈呈。「まさか高校生で本を出すとは思わなかったが、読んでもらって『自分も私もいける』と親近感を感じてほしい」と語った。
生徒会長の宗宮雪月さん(3年)は「世界のトップで活躍する姿に勇気をもらっています。これからもみんなで応援しています」と感謝の言葉を述べた。【真貝恒平】
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